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アートに生きる - 若井映亮のブログ

ブロックチェーン技術で著作権、不動産管理は変容するのか?

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【キャンセル待ち受付中】起業家のためのブロックチェーン・スクール #03 「ブロックチェーン技術で著作権、不動産管理は変容するのか?」 | イベント情報| Startup Hub Tokyo(スタートアップハブトウキョウ)起業のヒントに、出会える場所

東京都主催のブロックチェーン勉強会第三回

前回に続いて、ブロックチェーン勉強会に参加してきました!

勉強会に参加しても予約がいっぱいで参加できなかった方からご連絡を頂きまして、今回もブログ化したいと思います。

個人的に、ブロックチェーン × 著作権管理はDJとしても、株式会社TORIHADAの取締役としても気になっているポイントなので、凄く楽しみでした。

講師は第二回に引き続きGincoの森川さんなので、ご紹介は割愛します。

まず今までの復習(ブロックチェーンとは?スマートコントラクトとは?)から入り、すぐに著作権・不動産管理×ブロックチェーンの話でした。

 

著作権について

著作権:著作物(小説、音楽、絵画、プログラムなど)が生み出された瞬間に自然に備わる権利。細かくは以下2つに分かれる

著作者人格権:公表権、氏名表示権、同一性保持権などから成り、譲渡不可

著作権(一般的な"著作権"):著作物の利用に関わる様々な権利から成り、譲渡可能

二次的著作物

二次的著作物には、原著作者の許諾が必要。

利用には、原著作者と二次的著作物の許諾が必要で、利用料の支払いが発生する。

著作権管理について

個々の著作権者が、あらゆる権利の許諾および侵害を管理することは困難。

そのため、音楽でいうJASRACなどの著作権管理事業者に著作権管理を委託(譲渡)している。

ただ、インターネットの普及により著作物を取り巻く環境が変化

  • 公開が簡単に可能に(YoutubeTwitterなど)
  • デジタルコンテンツの場合、複製が容易
    SNSに投稿するだけで、著作物の"複製"、"公衆送信"となる

そのため、インターネット時代に適した管理方法が必要になってきた。

著作権管理の課題

集中管理による弊害が発生している

  • 営利が絡むため、著作者の利益を毀損する可能性がある
  • 管理すべき対象が多く、管理コストの肥大化
  • 著作権者に届くまでの収益分配スパンが長い

中央で管理する時代から、個人が自ら権利を管理できる時代になるのか?

ブロックチェーン活用の可能性

著作権を取り巻く権利行使について、ブロックチェーン関連技術の活用が可能

  1. 記録(ブロックチェーン
  2. 証明(ブロックチェーン
  3. 販売(仮想通貨)
  4. 分配(スマートコントラクト)
  5. 許諾(スマートコントラクト)

著作権管理へのブロックチェーンユースケース

1.記録および証明

原状:著作者が申請→管理団体がデータベースに登録・記録←消費者が参照

ブロックチェーン:著作者がブロックチェーンに登録・記録←消費者が参照

(方法:画像などのデータにタイムスタンプを付与し、それ自体にハッシュ関数をかけ、ハッシュ値に。ビットコイン取引に付加情報(OP_RETURN)を追加することで、ブロックチェーン上に著作権情報を付与することが可能となっている。)

2.販売および分配

原状:著作者⇔出版社⇔取次⇔書店←消費者

スマートコントラクト:著作者が著作物の提供⇔スマートコントラクト←消費者(仮想通貨)

スパンが長く、キャッシュフローが良くない原状のフローが、スマートコントラクトのリアルタイム実行によって大幅改善される。

SINGULARは元々映画監督だった人とかが立ち上げたようで、コンテンツ自体も自分たちで作っているみたいです。

ちなみに、どうでもいいですが、SINGULARは若井も投資してます。
(上がってほし〜)

3.使用許諾

原状:消費者が確認依頼→管理団体が著作権に確認→著作権が管理団体に許可→管理団体が消費者に許可→消費者が利用料金を支払い→管理団体が著作権に分配

スマートコントラクト:著作者が登録・記録→スマートコントラクト←消費者が依頼および使用料金支払い

※上で紹介したBindedはここまで実現しようとしている。

 

不動産について

不動産テックの分類

  • マッチング(国内:SUUMO、HOME'S)
  • 情報提供(国内:IESHIL、Gate.)
  • 流動化(国内:Akippa、スペースマーケット 国外:Airbnb、WeWork)
  • 業務効率化(国内:ぶっかくん 国外:VTS、Doozer Real Estate Systems)

現在の仲介業の役割

ドバイのマンションオークションは、海外送金の手間や税金対策を鑑みて全てビットコインで実施されたりするらしい。

不動産契約は確かに毎度同じ書類を用意しなきゃいけなかったり面倒なことが多いので、実現されるといいなと思います。

あと、サイトでは空室の物件も問い合わせたら空室じゃないみたいなことも多いのもストレスですよね。

不動産管理へのブロックチェーンユースケース

沢山ケースが出てきて書ききれず。。

個人的には各国の政府が導入しているのが印象的でした。

財産権の明確化

一元管理された土地登記システムが無い国や、土地の登記が不正のリスクにさらされてたり信頼性がきわめて低い国であっても、財産所有権が確立できる。

賄賂が多かったり、管理がめちゃくちゃな国だと海外投資家は怖くてとてもじゃないけど、投資できない。

  • bitland:ガーナのプロジェクト

不動産の分割所有

不動産の個々の出資比率の規模と価値を、セキュアかつ確実に追跡でき、従来のシステムでは避けられなかった複雑さを解消し、例えば不動産の0.03%を友人に売って資金を調達することが可能となる。

 

適切に運用するための課題

エスクロー取引でいう受取確認の課題が著作権や不動産にも当てはまる。

ブロックチェーンの外側の問題をどう補完するかがポイント。

 

ワークショップ

ブロックチェーンによって変わる業界は?

考察のポイント

  • 仲介業者がいるか
  • 複数の事業者で同じデータを参照もしくは扱っているか
  • データの透明性、完全性が重要か

ブロックチェーンによって変わる業界として出た意見

ちなみに若井のチームは・・・

  • 大学研究:情報を出すと負けという感じになっているが、ブロックチェーンで記録できると、共同研究みたいなモノが増える
  • レシピ:著作権の無いものの著作権
    著作権無いものはWebサービス化すると美味しくなってしまっている。
  • 運:今可視化・指標化できていないモノの指標化
  • 広告:リアルタイムビッでィングではなく、フューチャービッディング×二次流通

戸籍に関してはこのブロックチェーン、学歴に関してはこのブロックチェーン、一つのサービスが複数ブロックチェーンを参照する、みたいなことも出てくるはず。

 

Q&A

Q.1 メルカリなどがブロックチェーン化したら手数料取れなくなるんじゃ?
A.1-1 手数料は小さくなっても工数が下がって利益を上げる方法がある。
A.1-2 手数料0でもトークン自体の価値を上げることでマネタイズする方法もある。

Q.2 ブロックチェーンに画像データを入れられるの?
A.2 ブロックチェーン用の分散型のストレージプロジェクトは出てきている。ただ、大体は画像データがどこかにいつのタイミングであった、というデータを記録しておくケースが多い。

Q.3 逆にブロックチェーンと相性の悪い業界は?
A.3 全部影響していくが、早い所はデジタルの情報だけで良い業界。オフラインでの作業が多い業界は遅くなる。建築や工程管理など。

Q.4 今まで考えたことを考えなくて良くなることで脳が退化しない?
A.4 自分で判断するよりもAIで判断した方が良い時代は来る、その中で何を自分が選ぶか

Q.5 ブロックチェーン技術者の確保にあたってのアドバイス
A.5 ブロックチェーンエンジニアは日本にいない。ただ、ブロックチェーンを技術的に理解する上でプラスのスキルセットになる人はいる。なので、ブロックチェーンエンジニアにプラスのスキルセットがある人をブロックチェーンエンジニアにするのが良いのでは?後はいかに事業に魅力を出すか。何の課題に対してどういうアプローチをするのか。

 

感想・まとめ

面白かったー!

黎明期だからといって放置するのではなく、果敢にこの業界に入っていきたいなと思います。

興味の有る方・ブロックチェーンに既に取り組んでいる方、是非情報交換させて下さい!

 

最後にSHTから告知

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