表彰が大嫌いだった僕へ
今日は2回目のTORIHADA総会、ROMAN SUMMITだった。
凄く嬉しいことがあった。
何で嬉しいことをブログにするかというと、今日の嬉しい出来事は、過去の僕にとって忌み嫌う出来事の一つであり、今日のTORIHADAのメンバーの中にも嫌な気持ちになった人がいたんではないかと思ったからだ。
僕の経験を話したところで影響が出る人がいるとも思わないけど、少しでも前向きな気持ちを増やせたらいいなと思って書く。
今日嬉しかった出来事は"ROMAN SUMMIT"で会社として初めて表彰を実施して、僕がBEST BOSS AWARD(社長賞的なやつ)を僕が受賞し、メンバーがベストプロジェクト賞やベストプレーヤー賞を受賞したこと。
(とはいえ、前提今期以降の期待として表彰して頂いた形。なので今後事業を伸ばせるように頑張らないと・・・。汗)
そして何を隠そう、僕はサイバーエージェント時代、この表彰セットの総会が心の中では大嫌いだった。
成果が出したくてしょうがないし、頑張ってたと思ったけど、一向に壇上に上がれる気配が無かったからもどかしいし納得行かないし、どうすればいいのかも検討つかなかった。
そんな時、当時の上司に良く言われたのは、「成功意欲より、成長意欲を持て」ということ
当時は意味が分からなかった。
今は少し分かる。
評価されたい、受賞したい、受注したい、売上を上げたいと思っても、やはり努力しないとなかなか難しいということだ。
逆に、成長すべき自分が分かれば本を読んだりいろんな人にアドバイスを乞い、成長できて、結果成果が出るということ。
つまり、自己分析をして、強みを伸ばした先に評価や売上はあるんじゃないかということ。
一見当たり前だけど、当時の僕は本も読まず勉強もせず、アクションばっかりしてしまっていた。
成長してない人の10のアクションは成長度の高い人の1のアクションに負けてしまう。
行動が全てと言われるけど、そういう人の行動にはインプットやネットワーキングも含んでおり、思考停止でアポ電をしていても意味がないということだ。
焦らず自己分析をして、自己研鑽を続ければ当時の僕でもサイバーエージェントで評価を受けられたんじゃないかとたまに思う。
起業して、会社の名刺が使えなくなり、自分のバリューで勝負しなければならなくなってから、そんな当たり前のことに気付いた。
たらればを言っても意味が無い。
今日少しでも悔しさを感じたり納得がいかなかった人には、騙されたと思って成長努力を見直してみることを提案する。
これは当然偉そうに言える立場じゃ僕自身が無いのはわかっていて、自戒を込めた発言です。
逆に言えば、表彰を始めとした成果なんてちょっとした運の組み合わせもあるから、成果を出す事を目標にする事自体おかしいのかもしれない。
前提、今回の僕の受賞こそが、優秀なメンバーの成果が重なったり、今期の注力分野をやらせて頂いているミッションセットゆえ、つまりラッキーパンチだった。
今では、本当にちょっとした「成長しよう」という気の持ちようが習慣を変え、自分の能力や運命を変えると信じています。
本題は以上だけど、もう一つ嬉しいことがあった。
今日卒業したインターンにとても感謝されたことだ。
彼が上手くいっていない時、僕が彼を救ったらしく、人生のターニングポイントだと泣きながら話してくれた。
僕も嬉しさと寂しさでぼろぼろ泣いてしまった。
この経験は本当にマネジメント冥利に尽きると思った。
仕事云々の前に人生でこんなに有り難い時間は無いと感じながら涙を堪えようとして、全然こらえられなかった。
それだけじゃなく、この経験は僕に自信をくれた。
実は今日事業戦略のプレゼンも上手く話せるかドキドキしてたし、今の組織規模に自分のスペックが追いついているかずっと不安だった。
実際、役員間では、コーチングやカウンセラーを付ける件についてどう思うか相談した。
今僕のメンバーは10人いるけど、心の底から僕について来てくれる人なんていないし、尊敬されてないし、上部だけなんじゃないかと思ってしまうこともある。
でも、彼がそう言ってくれたことで、ずっと気持ちが楽になった。
恩返しでは無いけど、彼には今後どんな壁に当たっても絶対乗り越えられるし、乗り越えられなくても僕がまた助け続けたい。
また、そうできるように努力したいと思う。
素敵な経験をさせてくれたTORIHADA経営陣と今日辞めていったインターンに心から感謝。
いつかもし自信を無くしたらぜひ頼ってね。
そのくらい救われました。
一人では弱い人間も助け合えば、認め合えれば、本当に強くなれると思う。
最高の経験をありがとうございます。
絶対お返しします。