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アートに生きる - TORIHADA取締役のブログ

表彰が大嫌いだった僕へ

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今日は2回目のTORIHADA総会、ROMAN SUMMITだった。

 

凄く嬉しいことがあった。

何で嬉しいことをブログにするかというと、今日の嬉しい出来事は、過去の僕にとって忌み嫌う出来事の一つであり、今日のTORIHADAのメンバーの中にも嫌な気持ちになった人がいたんではないかと思ったからだ。

 

僕の経験を話したところで影響が出る人がいるとも思わないけど、少しでも前向きな気持ちを増やせたらいいなと思って書く。

 

今日嬉しかった出来事は"ROMAN SUMMIT"で会社として初めて表彰を実施して、僕がBEST BOSS AWARD(社長賞的なやつ)を僕が受賞し、メンバーがベストプロジェクト賞やベストプレーヤー賞を受賞したこと。

(とはいえ、前提今期以降の期待として表彰して頂いた形。なので今後事業を伸ばせるように頑張らないと・・・。汗)

 

そして何を隠そう、僕はサイバーエージェント時代、この表彰セットの総会が心の中では大嫌いだった。

成果が出したくてしょうがないし、頑張ってたと思ったけど、一向に壇上に上がれる気配が無かったからもどかしいし納得行かないし、どうすればいいのかも検討つかなかった。

 

そんな時、当時の上司に良く言われたのは、「成功意欲より、成長意欲を持て」ということ

当時は意味が分からなかった。

 

今は少し分かる。

評価されたい、受賞したい、受注したい、売上を上げたいと思っても、やはり努力しないとなかなか難しいということだ。

 

逆に、成長すべき自分が分かれば本を読んだりいろんな人にアドバイスを乞い、成長できて、結果成果が出るということ。

 

つまり、自己分析をして、強みを伸ばした先に評価や売上はあるんじゃないかということ。

 

一見当たり前だけど、当時の僕は本も読まず勉強もせず、アクションばっかりしてしまっていた。

成長してない人の10のアクションは成長度の高い人の1のアクションに負けてしまう。

行動が全てと言われるけど、そういう人の行動にはインプットやネットワーキングも含んでおり、思考停止でアポ電をしていても意味がないということだ。

 

焦らず自己分析をして、自己研鑽を続ければ当時の僕でもサイバーエージェントで評価を受けられたんじゃないかとたまに思う。

 

起業して、会社の名刺が使えなくなり、自分のバリューで勝負しなければならなくなってから、そんな当たり前のことに気付いた。

 

たらればを言っても意味が無い。

今日少しでも悔しさを感じたり納得がいかなかった人には、騙されたと思って成長努力を見直してみることを提案する。

これは当然偉そうに言える立場じゃ僕自身が無いのはわかっていて、自戒を込めた発言です。

 

逆に言えば、表彰を始めとした成果なんてちょっとした運の組み合わせもあるから、成果を出す事を目標にする事自体おかしいのかもしれない。

 

前提、今回の僕の受賞こそが、優秀なメンバーの成果が重なったり、今期の注力分野をやらせて頂いているミッションセットゆえ、つまりラッキーパンチだった。

 

今では、本当にちょっとした「成長しよう」という気の持ちようが習慣を変え、自分の能力や運命を変えると信じています。

 

本題は以上だけど、もう一つ嬉しいことがあった。

今日卒業したインターンにとても感謝されたことだ。

 

彼が上手くいっていない時、僕が彼を救ったらしく、人生のターニングポイントだと泣きながら話してくれた。

 

僕も嬉しさと寂しさでぼろぼろ泣いてしまった。

 

この経験は本当にマネジメント冥利に尽きると思った。

仕事云々の前に人生でこんなに有り難い時間は無いと感じながら涙を堪えようとして、全然こらえられなかった。

 

それだけじゃなく、この経験は僕に自信をくれた。

 

実は今日事業戦略のプレゼンも上手く話せるかドキドキしてたし、今の組織規模に自分のスペックが追いついているかずっと不安だった。

実際、役員間では、コーチングやカウンセラーを付ける件についてどう思うか相談した。

 

今僕のメンバーは10人いるけど、心の底から僕について来てくれる人なんていないし、尊敬されてないし、上部だけなんじゃないかと思ってしまうこともある。

 

でも、彼がそう言ってくれたことで、ずっと気持ちが楽になった。

 

恩返しでは無いけど、彼には今後どんな壁に当たっても絶対乗り越えられるし、乗り越えられなくても僕がまた助け続けたい。

 

また、そうできるように努力したいと思う。

 

素敵な経験をさせてくれたTORIHADA経営陣と今日辞めていったインターンに心から感謝。

 

いつかもし自信を無くしたらぜひ頼ってね。

そのくらい救われました。

 

一人では弱い人間も助け合えば、認め合えれば、本当に強くなれると思う。

 

最高の経験をありがとうございます。

 

絶対お返しします。

 

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創業二年を、かる〜く振り返る

二年前の明日

TORIHADAを創業して、二期目が終わります。

二年前は何をしていたのかなーとカレンダーをさかのぼってみました。

2017年9月30日は、「【往訪】SEVEN RICH」とありました。
この日は、役員三人で会計事務所に行き、会社設立に関する捺印をした日です。

たった三人で資本金50万円のスタートでしたが、会計事務所に会社設立をお願いしたために、既にキャッシュアウトぎりぎりでした。笑

他の予定を見ると、みんなコンサルやら制作やらで、自分達の給料をなんとか稼ごうとしていました。

「経営は採用だ。」

そんな時から、ボス(代表の大社のあだ名)は常に"理想の国"的な話をしていて、ずっと「採用が重要だ!」と言っていました。
実際に、採用アクションだってその頃からガンガンしていました。

僕と熊さんは、「口座に10万円くらいしか無いのに採用って、ボスはちょっとおかしいんじゃないか」と話したものでした。笑

約二年後の今

人数は35名くらいになり、色々と事業っぽいものも増えてきました。
引き続きエクイティファイナンスはしていません。

役員三人でアポに行くことは減ってしまいました。
ちょっと寂しい気もしますが、心強い仲間に恵まれた証拠です。

そう軽く振り返ってみると、僕はTORIHADAやボスのおかげで、2つのことを学びました。

  1. 常に理想を追うこと
  2. 失敗を恐れないこと

結果的に、二年前の僕では考えられないようなチャンスに恵まれています。

10月から三期目ですが、来期はチャンスを掴むだけでなく、もっともっとチャレンジしていきたいと思います。

更に、TORIHADAのみんなも一層チャレンジしやすくなるように、どんどん背中を押して行きたいと思います。

皆様、ここまで二年間、口ばっかりで頼り無いくせに短気な僕でしたが、面倒を見てくれてありがとうございました。

来年も色々迷惑をかけてしまうと思いますが、人一倍理想を高く掲げ、誰よりも努力して"TORIHADA創り"に貢献できるように頑張ります。

「鳥肌が立つ感動をつくる」

ブレーキは踏まず、これからも世界一楽しい会社を創って行きましょう!

引き続き何卒よろしくお願いしますm(_ _)m

 

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582日

今日は起業してから582日目

キリは良くないけど、GW最終日ということで、振り返りと決起をしたいと思ってブログを書きます。

 

振り返ると、

2017年10月、三人で昼間のバーを間借りして始めて、

2018年1月からは二つのシェアオフィスに入居し、

2018年5月に初めてのTORIHADAだけのオフィスを借りた。

2019年の1月には100坪のオフィスに引っ越して、

今では30名を超える仲間と日々もがいている。

この1年半で、売上も組織も約10倍に成長した。

 

個人で言っても、結婚・引っ越し・出産と激動の約600日だった。

 

TORIHADAには、精神的にも物理的にも、成長させて頂いた。

まだまだ何も成し遂げられていないのに、ここまで良くしてもらえたTORIHADAの皆様、特にボスとくまさんには、本当に感謝しているし、これからしっかりお返ししていきたい。

 

さて、僕にとっては明日から育休も明けて、久々の通常業務。

育休では、社会人になって初めて、みんなが働いている時に仕事以外のことをさせてもらった。

 そのため今は、明日からちゃんとフルスピードで走っていけるか心配になりながら、少しおずおずと、何故かちょっと緊張しながら、PCに向かっている。

 そして、明日から全力で頑張るための決起として、めちゃくちゃ個人視点だけど、以下2つのことを意識していこうと整理した。

 

  1. ハングリー精神
  2. チャレンジ精神

 

1. ハングリー精神

僕はこれまで、なんとなく物欲が無いことを美徳としていたし、実際無かった。

でも個人としてのダウンサイドリスク(食っていけなくなるかもしれないという危機感)が、会社の拡大などにより減ってしまった時、モチベーションが下がってしまうんじゃないかと今から不安になっている。

もちろん、今掲げているTORIHADAや個人のビジョン、目指している社会的貢献だけでこのまま頑張り切れたらそんなに美しいことは無い。

でも、人間は怠けるものだと思う。

さぼっているつもりは無くても、育児や家事をやった方がいい理由を考えて、それらに逃げて行ってしまうことが無いようにしたい。

なので、『鳥肌が立つ感動をつくる』というTORIHADAのビジョンだけでなく、個人としてももっとハングリーになろうと決めた。

だから、これからは敢えて、

  • みんなから感謝されて
  • 有名になって
  • 良い家に住んで
  • 凄い外車に乗って
  • ブランド物の服を着て
  • 高いお酒を飲む

みたいなわかりやすい個人の欲求をどんどん肯定して行きたいと思う。

もう大人になってきているから、これらの個人欲求を追うことで、他人への思いやりを無くしてしまったりはしないと思う。

むしろ、自分の欲求にもっとダイレクトになった方がモチベーションや必死さはキープし続けられると今では思っている。

欲に際限が無いなら、モチベーションを掻き立てる源泉として最適なはず。

実際GWは、沢山洋服や靴について調べたけど、欲しい気持ちが強まって、仕事のモチベーションにもなっている気がする。

 

2.チャレンジ精神

「経営者の最大の目標は引退である」と良く言われる。

僕もそう思っているけど、それを究極的に実現してしまったら、何を頑張ればいいのか考えていた。

最早人事だけなんじゃないか?とか。

経営は、ワンピースの麦わら海賊団に良く例えられる。

圧倒的なビジョナリストがいて、仲間が助ける構図。

でも良く見落とされてると思うのは、ルフィは強くて、最後にはラスボスを倒すということ。

組織のリーダーたる者、いざという時に最強である安心感が必要で、何かで世界一になる必要があると思う。

僕も、今取り組んでいる

・動画マーケティング

・音楽×IT

などなど、どれかはわからないけど、一番を目指してチャレンジし続けたい。

そして、そのチャレンジは誰よりも愚直で、徹底された努力で無ければいけない。

 

情熱を探すことは辞めた

medium.com

この記事の「パッションクラフティング」という考え方にとても共感した。

一番情熱を燃やせることではなく、一番貢献できることを頑張って、情熱を育てていくという考え方。

「やりたいことを見つけるにはどうすればいいですか?」という質問が多くて、より一歩進んだ意見をしたいと思って書かれたらしい。

テレビには、野球選手やサッカー選手のように、小さい頃から一心不乱に一つの夢に対して努力してきた人が沢山出てくるけど、僕はサッカー選手は諦めてしまった。

だから、今さら情熱を探すのではなく、今できることで一生懸命コミュニティにおける一番を目指す。

そしてそのコミュニティやできることを広げ、掛け算型の個性を強化する。

そのために、「猿のようにハマり鳥のように飽き」て、どんどん色んなことに本気でトライしていきたい。

チャレンジ精神も欲求とともに無限に育てていく。

  

明日が楽しみになってきたところで、今回はおしまい。

引き続きどんどん成長していくし、会社も成長させていきます!

信頼を得るための先手報告

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スイミー理論

株式会社TORIHADAはお陰様で30人を超え、組織っぽくなってきました。

僕も含めて、若くて未熟なメンバーばかりですが、凡庸な人間が集まって非凡なことを成し遂げることこそ、チームとして物事に取り組む面白さだと思います。

つまり、株式会社を営む意義は組織力を強化して、一人ではできないことを実現していくことだと考えています。

謙虚に努力し、鼻息荒く貪欲に働き、チームワーク・集合知でお客様やマーケットの信頼を得ていけば、自分たちより個々のスキルが高いチームにも勝てる可能性があります。

それこそがTORIHADAが大事にしているスイミー理論です。

個々が雑魚でも、一致団結すれば大きな魚になれるはずです。

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スイミー | 好学社より画像拝借

"信頼"が重要

スイミー的成果を収めるためには、如何に信頼を得るかが一番大事だと思います。

自分自身への信頼(自信)、チームの仲間からの信頼、お客様からの信頼です。

個々が努力することももちろん前提として重要ですが、すべては信頼を勝ち取るためだと言っても過言では無いと思います。

今日は、社内向けに、信頼を勝ち取るためのアドバイス(自戒も込めて)をブログにしてみたいと思います。

信頼を得るための近道 ー 報連相

信頼を得るためには沢山の努力が必要だと思いますが、報告・連絡・相談といったコミュニケーションをしっかり行うことが何よりも簡単で重要な一歩目だと思います。

逆に言うと、これができないと、みんな間違えない問題で減点されてしまうようなもので、相対的にハンデが大きくなります。

僕も前職の時、報連相もっとしてよーと言われて育ちました。

新卒の頃は特に報連相が上手くなかったな〜と思うのですが、その理由として、大きな一つの誤解があったと振り返ります。

報連相の大きな誤解

その誤解とは、「何か起きた時に報連相すればいい」ということです。

前職で仕事がパツパツになり、「100%の力で100点を目指すのではなく、30%の力で60点を取るように意識しろ」と上司に言われていました。

その上司のおかげで、働き方が代わり、仕事を早く終えられるようになりました。

仕事を早く終わらせるコツは、当たり前なようですが、やらなくていいことをしないことです。

やらなくていいことをしないためには、作業や何かをやる時に、少しずつアウトプットのすり合わせをして、やっていることが無駄じゃないか確認をする作業を細かく入れればいい。それだけでした。

それに気づいてから、お客さんにも上司にもパートナーにも、事前にしっかりすり合わせて、進めながらずれてないか確認する癖がつきました。

つまり、「報連相とは、何か起きた後ではなくむしろ、事前や進行中に行うものだ」ということに気づけたのです。

そしてこの意識を持つようになってから、お客様やパートナーの期待を裏切ることも少なくなり、信頼を得られるようになったと感じています。

この経験から、先手報告は信頼に繋がる行動の第一原則だと考えるようになりました。

報告と実行における、先手・後手のマトリクス

なんとなくその温度感を伝えたくて、先手報告の重要性をマトリクスにしてみました。

前提

後手の報告・実行:誰かに言われてから報告する・実行すること

先手の報告・実行:誰かに言われる前に報告する・実行すること

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A. レギュラー

このゾーンが多分一般ビジネスレベルだと思います。

仕事を振られたらまず進め方を相談し、期日見込みを報告するタイプです。

そして、その期日までに実行します。

このゾーンの人たちは仕事のクオリティや人柄などによって、更に細分化され、仕事が沢山来る人と来ない人が別れていきます。

B. 準レギュラー

このゾーンはスキルが無くても意識次第で分類され得る、実は評価される若手タイプです。

仕事を振られたらまず進め方を相談し、期日見込みを報告します。

でも、なかなか経験やスキルが無くて期日までに実行できなかったり、アウトプットレベルが低いため、あまり緊急度や重要度が高い仕事は来ないかもしれません。

ただ、できないことが見えたタイミングですぐ進め方や期日について相談するため、信頼自体は溜まりやすく、お客さんにもチームにもチャレンジさせてもらいやすく(可愛がられやすい)、お客様やチームと一緒に成長でき、こういう人が前職でいうとマネジメント職になるのが早かった印象でした。

C. サブ

このゾーンはスキルや自頭が良いけど、評価されにくいタイプ。

仕事を振られたら、完了するまで報連相が無い。何なら完了しても無いことも有る。

このタイプは「優秀だな」という印象は持たれるが、そもそも期日も擦り合っているわけではないので、信頼を得ることにはつながりにくい。

局所局所で仕事は勝ち取れるものの、レイヤーの上がる業務はなかなか来ないんじゃないでしょうか。

D. メンバー外

これはもう論外。言われたことを受動的にこなすしか無い、AIとかにまっさきに取って代わられそうなタイプ。

まず先手報告を意識してみる

つらつらと書いてきましたが、信頼を得る一番簡単としては、実行か報告かでいったら、まず報告だけでも先手を取ってみる、というのを是非TORIHADAの若手に意識してみて欲しいと思います。

兎に角先手報告で、不安やストレスを無くす癖をつけるような働き方がおすすめです。

ほんのちょっとの意識の差ですが、大きく差がつくところです。

囲碁の先手理論

僕の趣味の囲碁では、先手を取ることがとても重要です。

重要な局面で相手が対応せざる得ない手ばかり打つことで、先手を取っている時間が長ければ長い程、ゲームの主導権が握れます。

そのため、大きく得ができるが後手を引いてしまう一手よりも、得は少なくても先手を取れる一手がプロ好みの手です。

常に先手を取って、リードしていくことが成果への第一歩というのは、ビジネスでも変わらない大原則では無いでしょうか。

 

 

監督の教え

僕は小学生の時からサッカーをやってきました。

これまで色んな監督・コーチからサッカーを通じて色々なことを教わって来ましたが、あるインターンが日報に"闘争心"というキーワードを書いていて、小学校の時の監督から口酸っぱく教えられてきたことを思い出しました。

 

"挑戦者の気持ち""闘争心"が大事だ、とずっと言われてきました。

勝ちそうな時程決して驕らず、チャレンジ精神を持ち、無謀だと思われるような負け戦でも闘争心を持ってぶつかっていく、ということでした。

 

最近ほんの一部の領域については、会社として少し自信が出てきた気がしています。

とはいえ現実は、市場におけるシェアはその領域でも全然ですし、もし今後順調に経験を重ねられたとしても、絶対にあぐらをかくことはできません。

常に、「僕たちは挑戦者である」という気持ちで、独自の価値を提供できるように精進して行かなければいけない。

 

また、最近社内で「詰められて気を落とした」といったような声を聞きます。

僕も今週はあるパートナーにこっぴどく叱られましたし、それは本当に正論で、自分が恥ずかしくなり、ちょっと気を落としそうになりました。

しかし、そんな時こそ"闘争心"を持って、

「悪いところは素直にお詫びして、指摘も全部反省しきって逆に気に入られてやる!」

「この悔しさをバネに、他の人よりこの失敗から何倍も学んでやる!」

とすぐに前を向いていきたいと思います。

 

つまり、"闘争心"とは、目の前の敵にだけ向けるものではなく、"戦うのが怖くなった自分と戦う力"だと思うのです。

 

挑戦者の気持ちと闘争心を持ち続けることで、どんな時でも、

謙虚に勤勉に、諦めない姿勢と行動への情熱を伸ばし続けたいと思います。

【TORIHADA社内向け】自信を持つために

"自信"をgoogleで調べると⦅自分の価値・能力を信ずること。自己を信頼する心。⦆だそうだ。

 

「自分を信じる」ということだ。

 

僕の"自信"の定義はもう一つある。それは、

「自(おの)ずと信じられる」ということ。

 

自信を持とうと思う時は大体自信を無くしている。
そんな時に、自信を持とう、と自分に唱えても、大抵意味が無い。

自信を無くすことが無いように、自ずと信じられる状態、勝手に自信を持っている状態を保つことが重要だ。

今自信を持っているのであれば、その状態をキープする努力が先手力である。

 

では、自分を「自ずと信じられる」状態を作るためにどうすればいいか。

 

能力とは、情報・スキル・経験による瞬発力や判断力のことだと、僕は考えている。
インプット、練習、アウトプット、それぞれの量と質である。

その能力が、比較対象と相対的に優っていると感じられる時、人は「自ずと信じられる」のでは無いだろうか。

 

具体的な例として、僕が一番尊敬した先生に「先生は大学にはかなり出席されたんですか?」と聞いたら「可能な限り行きませんでした。大学の教授より本を読んでいたので。学びがありませんでした。」と言っていた。

 

彼は情報において、大学教授と自分を天秤にかけたのだ。

 

つまり、
ベンチマークする人よりも情報で武装
ベンチマークする人よりもスキルを磨き
ベンチマークする人よりも経験をする
ことができれば、理論的には自信が持てるはずである。

 

逆に言えば、自信が無いなら、インプット・練習・アウトプットをより繰り返すしか無い。

 

最後に、ビジネスにおいてポイントとなる2つのことに触れて終わりにする。

 

一つ目は、このベンチマークは日々変わる、ということである。

今のTORIHADAの目線は個人ベースでは、サイバーの同期だったり、大学の友達だったり、経営者仲間だと思う。

ただ、僕たちが真の意味でTORIHADAに向き合うなら、イーロンマスクや孫さん、ビートルズやウォルトディズニーとでさえ目線を合わせ、更にオリジナリティを模索しなければならないと思っている。

黎明期の今だから通用することは、僕たちが成長した先のステージでは通用しなくなることに自覚的でなければならない。

常にベンチマークを先に据えて「自ずと信じられる」準備をする必要がある。

それを日頃からしていないと、環境が変わっていることに気付いた時には、時すでに遅し。
自信の無い日々に突入することを自覚せよ。

 

次に、一人一人には限界があるということだ。

例えば時間という制限はみんな均一で24時間だ。

今から一日24時間を仮に5年くらい頑張って、孫さんに情報・スキル・経験で追いつけるだろうか。

それは不可能だ、ということを真面目に受け止めるべきだ。

ではどうするべきか。

それは集合知で戦うしか無い、というのが僕の結論であり、ランチェスター戦略の基礎である。

TORIHADAは幸いにして、採用へのプライドを持ち、実際の従業員の志の大きさやダイバーシティは強みになっていると思う。

僕たち全員の個性の爆発を掛け算によって倍化する、そのシナジーを大きくして、なんとかショートカットするしか、孫さんと戦える方法はない。

もちろん、ソフトバンクの方が大きなチームだが、集中した業界や狙う事業においては数的優位も作れるはずだ。

 

以上まとめると、自信を持つためには、常に個人が意識的に視座を高め、インプットを怠らず、圧倒的に努力し、チャレンジして経験を買うことが重要だ。

そして、その個人がチームワークの重要性を認識し、グループシナジーを最大化していくこと。

それによってチームの成員が、更に"自信"をもつこと。

その繰り返しで僕たちは自信を持て、強くなる。

 

と書きつつ、実際には、自信を持つことは凄く難しいこと。

音楽 × IT

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音制連主催のセミナーに参加してきました

先週金曜日、日本音楽制作者連盟、通称音制連主催のセミナーに参加してきました。

そこで、音楽制作事業従事者、特にアーティストのマネージャー向けのITサービスの活用方法をインプットしてきたので、例によって議事録をブログに^^

 

テーマ1:「マネージャーが今日から使えるITサービスセミナー」

YouTube Music、新しい機能・施策について

(音楽担当責任者:佐々木舞さん)

YouTube Musicサービス概要:YouTubeの新しい音楽サブスクリプションサービス

  • 有料会員(980円/月)は広告無し、オフライン、バックグラウンドで再生できる
  • 楽曲に加えてビデオコンテンツを展開
  • YouTubeとは一線を隠すUI/UXの専用アプリ「YouTube Musicアプリ」がリリース
  • YouTubeのアカウント情報を引き継ぐ

YouTubeならではの強み

  • 5000万人を超える既存利用者
  • 世界規模でのサービス展開のため、世界のオーディエンスにリーチできる
  • Googleならではの圧倒的な検索性

▼新規機能

  • 公式アーティストチャンネルOAC
    ー 動画以外のテキストや画像も投稿できる
    ー 検索した際にランキング上位に表示される
  • YouTube上での楽曲ランキング
  • 「この動画の音楽」(クレジット)

同時に、YouTube Premiumという動画の有料サービスもリリースされるようです。

niconicoの紹介

(事業戦略本部副本部長:織本五郎清健さん

niconico=ネットとリアルが融合した「プロモーションプラットフォーム」

ネットだけではなく、リアルのイベントやカドカワグループとのシナジーによって、総合的なプロモーション提供を目指す。

▼ユーザー情報

  • 無料ID数:7,222万人
  • 有料(540円/月)ID数:207万人
  • 男性68%、女性32%
  • 20代が40%で一番多い
  • MAU:816万人→1,754万人
    (最近無料会員でも見られるようにしたことで飛躍的に向上)

ユーザー数だけ見るとマスメディアに見えますが、ニッチマーケット(アニメ、踊ってみた、演奏してみた、など)の集合ということで、アーティストにはターゲットを選定して提案されているようです。

また、生放送をniconicoが制作する場合、"アーティストに感情移入する『余白』と『ストーリー』を作る"ことを重視されており、それによってユーザーのツッコみを促し、エンゲージメントを向上させるとのこと。 

mystaの紹介

(社長:森川亮さん)

▼mystaサービス概要:C Channnelのノウハウを使ったエンタメSNS

  1.  キャストに向けて複数テーマを用意
  2. ライブでは無く、オンデマンドのショートビデオ形式でチャレンジ動画を投稿
  3. ユーザーが"チア"という☆を飛ばして応援
  4. 人気キャストはリアルイベントで様々なメディアや広告などの出演権利を獲得

▼ポイント

  • Tik Tokのトレンドに合わせた非ライブのショートビデオSNS
  • アーティストとしての成功に導線を用意
    ー オーディション
    ー クラウドファンディング
    ー テレビや雑誌などのメディアとタイアップ
    (お金を儲けたいから参加するではなく、夢を叶えたいから参加する)
  • ユーザー(キャストで無く見る側)は意外と女性が多い

 

bandsintownの紹介

(アジア事業開発責任者:林田千義さん)

bandsintown concerts = 好きなアーティストのコンサートをトラッキングできるアプリ。

日本では7月に本格ローンチ予定。

▼サービス概要

  1. 音楽ストリーミングアプリと連携
  2. ユーザーの音楽嗜好をデータで読み込み、ミュージックDNAを解析
  3. ミュージックDNAと位置情報を用いて、コンサートをレコメンド
  4. チケットぴあでチケットの購入が可能

bandsintown = アーティストマネージャー向けアプリ

FBの公式ページのAdmin権限があるとアクセス可能で、ツアーのLP生成やbandsintown concerts上のツアー情報の変更が可能。

Showroomの紹介

(社長:前田裕二さん)

上位パフォーマーは月商1,000万以上の収益を立てている。

▼特徴

  • 生配信に特化(アーカイブを見せないことで、ユーザーと演者のコミュニケーションを盛り上げる)
  • オーディエンスを可視化:視聴するのではなく、空間に存在する
  • ストーリー創出:月間にオーディションが300個くらい行われている
    └ TVに出ることが目的ではなく、競争の過程でファンがコアになっていく

日本での動画配信アプリの直接課金収益はショールームが日本1位。

▼成長背景

  1. 強固なアライアンスでトップコンテンツとの連動 
  2. 徹底した定性・定量分析による「ヒット」の科学、演者アクティビティの最大化
    (カルテを見せてあげることで、演者を理論的に動かす)
  3. セミUGC:信頼と支え合いの連鎖
    (完全素人ではなく、オーガナイザーにマネジメントを託した)

SHOWROOMはマネジメントは捨てて、プラットフォームに徹したことで、成長することに成功した。

芸能プロダクションととの協調、協業は今後も強めていく。

▼エンタメ・ビジネスは第3世代へ

  1. "パッケージ" = モノ・コンテンツ価値:✕ 複製可能
  2. "ライブ興行・グッズ販売" = モノ×ヒト体験価値:△ コスパ問題
  3. "直接支援モデル" = ヒト共感価値(リアルドキュメンタリー):◯ 無限の広がり

直接支援モデルの例として、おにゃんこクラブに入りたかったちずるさんという方の例が挙げられました。

彼女は、そのストーリーの共感からファンを増やしたみたいです。

▼前田さんがやりたいコト:努力がフェアに報われる社会を創る

具体的には・・・

  1. マスのような「認知」市場だけでなく、ヒカキンのような「人気」市場にチャレンジする
  2. トップタレントだけではなく、新人の子たちに新人だからこそ促せる共感でファンを増やす

一つ目に関連して、更新頻度・ファンとのコミュニケーション量とファン数は完全に相関することをShowroomは発見したそうです。

二つ目に関しては、"得意な能力を見極めて、適材適所で活躍してもらうことが重要"みたいなことを良くおっしゃってました。

外見に自信が無くても、Vtuberなどで演者の個性を輝かせる東雲めぐの事例や、Showroomでは輝きづらかった子が、SHOPROOMで素敵なモノの紹介が上手くて人気が出た子の事例が挙げられていました。

 

テーマ2:「音楽視点でのスマートスピーカー×プレイリストの可能性」

(音楽コンシェルジュ:ふくりゅうさん)

スマートスピーカーについて

  • 2017年世界市場規模:390億円 → 2022年:2,275億円
  • 世界でのシェアはAmazonGoogle、Alibaba、Apple、Xiaomiの順。
    2020年にGoogleAmazonを抜く見込み
  • Googleが日本だと使い勝手が良い。Spotifyが使えるため

今後、スマートスピーカーネイティブの世代になった時、音楽業界もスマートスピーカーのUXに対応していく必要があることを丁寧に。

 ▼ プレイリストマーケティングのオススメ

  • アーティスト公認で季節やキーワードなどのタグを設定すること
  • 楽曲にアーティスト自身による解説を副音声として載せたバージョンの発売
    "セルフライナーノーツ"、"情報的価値のある楽曲配信" 

▼その他

DropMixというカードゲームの紹介がありました。

これは面白そうでした!買ってみようかな!

 

まとめ

どんなビジネスでも時流と本流は有り、その二つをどう組み合わせるかが経営者の才だなと感じました。

特に、前田さんが独自マネジメント路線を捨てて事務所との協調路線を強めたタイミングから、ユーザーが伸び、そのファクトをしっかり見つめて協調を強化しているスピード感には刺激を受けました。

僕達も常にビジネスの前線で感じる時流を捉えつつも、地域性や業界の特性をしっかり踏まえて走っていきたいと思います!